小さい頃……
僕の家は決して貧乏とは言えなかった……。
DSもWiiもPSPも発売日当日に買わないことはできなかったし、毎日のおかずが2品を切ったことは一度もなかった……。
小学校では後で食べるために給食を持ち帰ることがざらになかった。せいぜい多めに食べるためにおかわりをするのが普通のことではなかった。
しかし両親はそんな中でも勉学にお金を払うことは決して躊躇しなかった。僕もその気持ちに答えて小学校では全ての授業において真面目にボールペンを分解し、睡眠に集中した。習い事においても決して鉛筆を握ったりせずに教室の隅で眠ることに集中していた。
そんな苦しいわけでもない環境を経て今の自分があると思うととても感慨深いものがある。世の中、恵まれない家庭は決して少なくなく、僕の家もその例に漏れるような身の上だ。
そして今年、僕は受験という大きな人生の岐路を迎える。
今までの生活は確かにとても大変なものであったがここで楽をしては意味がないのだ。それらの経験を積み重ね、活かし、これまで以上の努力のしなければならない。
要するに今まで寝てばっかの人生だったのでこの一年くらいは頑張ります……。